ひどい咳。しかし仕事!
根性ついたなあ、最近の私。
そして、具合が悪くても飲む。会社の人達と。
一人、デザイナーの子が、彼女との関係に悩みすぎて
かなり鬱状態が続いている。
それから逃れるためにガンジャを吸って、落ちて、
の繰り返しらしい。朝起きてもだるくて、そろそろ
仕事にも支障が出てる。オイオイ、大丈夫なのか。


「こんなのこと人に言うの初めてだし、引かれるの
分かってるんですけど、俺、彼女といる時間が一番
好きなんです。
友達といたり、自分の好きなことしてたり、それもまあ
いいんですけど、でも、彼女と一緒にいられたら
もうそれだけでいいんです。それも、毎日でも
構わないーというか、毎日がいいんです。」


と、半泣きになりながら訴えるさかいくん…。
いやいや、そういうのがいいって女の子もいるよ。
でも、さかいくんの彼女は違うみたいだけど、さ。
気まぐれで、一人の時間を好み、明らかに浮気を
している彼女と、それに翻弄されて堕ちていく
さかいくん。
堕ちるならトコトン堕ちるんだ!
がんばれ、さかいくん。

「運命の女」


そんな訳で、こっちの方が面白かった。
やや色んなタイミングた出来すぎてるせいで
リアリティに欠けるところもあるけど、あまり
気にせずに見れた。
最後に、殺された浮気相手が妻帯者だった、と
分かるシーンがとても好き。
激しく後悔するときは、遅いんだよね。
既に彼女は色んなものを失ってる。
不倫してる友達って私の周りにもたくさんいて、
かく言う私も何度かしているけど、あんまり
いいことなんてない。
それでも好きになっちゃう気持ちは分かるけど、
やっぱりさ、人間は、「自分だけ愛してくれる
人」が必要なはずだと思う。
「彼に奥さんがいても気にしない。割り切ってるから」
とか、
「結婚したいわけじゃない」
とか口をそろえてみんな言うけど、
本当は、自分の大好きなその人に、自分だけを好きで
いて欲しいに決まってる。
その当たり前過ぎる事実を、一番大事にすれば、
色んな事が見えてくるような気がする。

「アメリ」


やっと見れた。
個人的には、そんなに素晴らしく良いとは
思わなかった。確かにアメリはカワイイし、
映像もお洒落だし、いわゆるガーリーさ全快で
好きな人は大好きなんだろう、と思う。
でも、私はナイーブな女の子が恋する物語なんて、
なんの面白みもないと思うのだ。
それより、もっと酸いも甘いもかみ分けた大人の
女が、恋に夢中になる物語の方が数段面白いと
思うのだ。
それは、現在の私の状態のせいかも知れない。


会社はお休み。
副業の打ち合わせで、12時に銀座へ。
なんだか先週と同じ書き出しだ。


芸大生の、素晴らしく可愛くて、才能にあふれた
女の子と打ち合わせ。
見てるだけで幸せになれる子だ。
年はそんなには変わらないが、彼女の前に出ると
途端におっさん化してしまう私。
お金のこととか、顧客情報についてだとか、
きっちり自分の頭で考えたことをハッキリ言える
ところもすごくいい。
正直、心底惚れ込んでるアーティストの一人だ。
しかも二人いる内のひとり。
とても大切なひと。


その後、ばたばたと韓国人のアーティストに会う。
彼女の作品は、心象風景を描いているのにきちんと
訴えるものがあるのがとても良い。
木版で、エッチングのような技法を使っている。
聞けば、けっこう大きな賞をたくさんもらっていて、
美術館の援助でこれから1年は日本で制作活動を
続けるのだそうだ。


話はどちらともきちんとまとまる。
その後ギャラリーをいくつか回る予定だったが、
体調があまりにも悪く、雨もじゃんじゃん
降っていたので帰る。
途中、渋谷TSUTAYAに寄って「アメリ」と
「運命の女」を借り、帰って寝ながら見た。


休みなのに、冴えない一日だ。
風邪を早く治さねば。

Naoko2003-10-25



やたらと外が騒がしいなあと思ってたら、
銀座祭りであった。
後輩の女の子と「ちょっと見物してやろう」なんて
半ば鼻白んだ気持ちで見に言ったのに、雑踏の中に
入った途端、お祭りの持つ強いエネルギーに当てられて
すっかり楽しくなってしまった。
泣きたいような切ない気持ち。
鼻の奥がツーンとなるような、を感じながら、
カメラを持ってきてないことに気付き、慌てて会社に
取りに帰った。ああ、でも、くっそー、
カメラを持って出たときには既に終わってた。
あれがパレードのフィナーレだったのかー。
ああ、悔しい。


と言うわけで、一日お仕事。
風邪はなかなか治らない。
珍しく社長に誘われて、2人しっぽりと会社側の
割烹で焼酎を飲む。「今後の仕事との話を…」とか
言ってたが、多分菊花賞の前祝いで鯛を焼いて
もらっていたので一人じゃなんだか寂しかったんだろう。
その後、会社関係者の飲み会に参加。
こっちは若い人ばかりなので気楽に、そして熱く語った。
「あなたがアーティストになりたいのか、
イラストレーターになりたいのか迷っているから、
それが作品にも出てるんだと思うわ!」
などと、偉そうに年上のイラストレーターの卵に
お説教をしたらしい。
「ためになる話を、ありがとう!」という感謝の
メールが来てたけど、全く記憶にない。


体調は悪いが、休んでいる暇はない。
11時に小山松隆展を見に、3丁目フォルム画廊へ。
副業の打ち合わせ。木版画ってきれいだなあ、と
見るたびに思う。
一番、繊細さと力強さを持ち合わせた画法かも知れない。
そして、彼の新作たちも素晴らしく良い。


その後、出社。
昨日、風邪でぼんやりしていて、溜まってしまった
仕事をさくさく片づける。


友達や同僚や彼氏がばたばたと風邪で倒れて行くので、
いつか私も…と思っていたら、とうとう来た。
喉が痛い。液体カコナールとのどあめで仕事は
取りあえずしのぐ。
帰宅後は、タバコを取り上げられ、イソジン
うがいしまくる。


会社のラジオが壊れて、J-WAVEが入らなくなり、
NHK FM を一日聞いていた。
プリンセス2とか懐かしー。チャゲアスとか。
風邪で弱気で、雨もざあざあ降ってて、懐メロなんて
聞いたので、なんだかセンチメンタルな気持ちだ。


今日はレンタルしておいた『東京物語』を見て、
切ない気持ちのまま寝よう。