ハピネス 森美術館


会社が休みだったので、昼からうち合わせのため
広尾へ。「ペーパー・ムーン」でケーキをむさぼりながら
作品ファイルをぱたぱたと観る。

その後、やっと行けた森美術館へ。
思っていた以上にすごい展覧会だった。
あれなら、一般の人も楽しめるのではないかしら。
と言った工夫があちこちにこらしてあって、
実際に若いカップルが「やだーん、もうー」とか
言いながらルイーズ・ブルジョアなどを観てる姿は
とてもほほえましかった。


ただ、作品の数や作家はまったく文句のつけどころが
ないんだけど、「どうしてこの作家でこの作品?」と
首を傾げてしまうことが何度かあった。
例えば、ディーコンならもっと大ぶりの作品の方が
どう見たって素晴らしいし、ギルバート&ジョージも
パネルを使った作品のが、あの会場にはしっくり来たのでは?
という気がする。
奈良さんのポスターも、ちょっと謎だ…。あれは一体?


個人的には、荒木経惟にしろ杉本博司にしろ、
写真が全体的に好きだった。
目玉の一つである伊藤若沖は良さがまったく分からない。
あと、チャップマン兄弟が入っていないのが不思議。
この顔ぶれならあっても良いのに。
すっごいここのところ、彼らの作品が見たかったので、
それは残念。