歓楽通り


パトリス・ルコントの最新作。
期待しすぎたせいか、思っていたよりは良くない。
とても「よく出来た」映画ではあったけど、心に残るものが
髪結いの亭主」などに比べると、うっすらと少ない。
主人公の女の子が、そこまで魅力的ではないのが、
説得力を欠いている一員かも知れない。あれ、きれいか?
いきなり5年契約とかあり得るか?
それから、いくら毎日「キミは幸せになるんだ」って
言われ続けたからって、ある程度の年までは、
娼婦できている女性が、あの旦那さんから最後まで
離れようとしないのが本当に不思議。
気付くだろう。んで、冷めるでしょ。普通。
あんなにひどい人。拉致までされて。

でも、映像の美しさと、はげ親父を持ってくる
ルコントのセンスはやっぱりいいなあ…と思う。