お早よう


小津安二郎東京物語に続く2作目(私にとって)
前半はまったりと過ぎていくので、多少眠くなるが、
後半からの盛り上がり(と言うのか?)がとても
良くて、夢中で観てしまった。
古き良き日本には確かに存在した「何か」がきちんと
描かれていて、それを失ってしまったことを嘆くほど、
私はそれを知らないのだけど、やはりとても惜しいことだと
思った。
その「何か」とは、近所の子供でも怒る親たちだったり、
「お父さんに言いつけるわよ」という言葉が持っていた
効力だったりするのだ。
表現方法が変わっただけで、根本にあるものは、
現代もこの頃も変わらない、と信じたい。